新潟県最北端の村上市は、城下町の四大要素である、城跡、武家屋敷、町屋、寺町が現存する全国的にも希少なまち。

古きよき雰囲気が色濃く残り、どこを切り取っても絵になります。

徒歩や自転車でも気軽にめぐることができるコンパクトなエリアに魅力がぎゅっと詰まっているところもまち歩きにぴったりです。

今回は駅から1キロちょいで村上を満喫できるおすすめスポットをご案内します！

イヨボヤ会館

イヨボヤとは村上の方言で鮭のこと。鮭の文化を紹介する日本初の博物館で、館内は4つのフロアで構成。

人工河川では、一年を通して元気に泳ぐ鮭の稚魚たちを観察することができ、秋には三面川分流の種川に観察窓が設けられた観察自然館で遡上する鮭を間近に見ることができます。

そのほか、魚のエサやり体験やフォトスポット、鮭について学べるゲームコーナーもあり、休日は子ども連れで賑わいます。

九重園

北限の茶処・村上で茶造り250年の老舗茶舗。

自園の茶畑を有し、味のやわらかさ、葉の美しさを大切にしたお茶づくりを行なっています。

歴代の村上藩主に愛され、江戸時代の後期には年貢として納められた『舞鶴』は上品で、口に広がる豊かな香りと飲んだ後に残る心地よい余韻が特徴です。

店内には町屋をいかした喫茶スペース、九兵衛庵も併設されていて、趣あるお座敷で煎茶や抹茶を楽しめます。

うおや 塩引館

200年以上にわたり村上名物の塩引鮭を作り続ける老舗。

別館の塩引館では、隣接する「鮭こうば」で作られた塩引鮭をメインに、鮭とばや酒びたし、村上の特産品なども販売しています。

塩引鮭は一尾での購入も可能ですが、真空パックに入った切り身もあるので、ちょっとしたお土産から贈り物まで幅広い要望に応えてくれます。

また、毎年GW頃から絶品天然岩ガキも登場。

イートインで食べることができ、これを楽しみにしている常連さんも多いんです。

大洋酒造 和水蔵

『大洋盛』の製造・販売を行なう大洋酒造が、観光拠点のひとつとして2011年にオープンさせた展示場。

昭和20年に地元の14軒の蔵元が合併して生まれた大洋酒造が有する酒造りの道具や酒器、村上の酒文化の歴史を知ることができる貴重な資料が並びます。

ここでしか買えない珍しい銘柄の販売や常時6種類の日本酒の試飲（1杯110円）も行なっていて日本酒好きにとって外せないスポットです。