100 年以上続く湯沢町の老舗宿を、約10年前に築300年を超える古民家を移築し、名前も「湯元眺望閣 湯居間蔵YUIMAKURA」と新たにリニューアルしました。

歴史の深い古民家の柱の太さや、曲柱の芸術的な部分に魅せられた４代目の中原優敏さん。

その伝統を次世代につなげていきたいという思いも込めて現在の趣のある創りになりました。

「“湯居間蔵”という名前のとおり、源泉かけ流しの湯でくつろいでいただき、風情のある居間と、談話のできる蔵で自分を見つめなおす空間を提供したいという思いでおもてなししています」と中原さん。

5つの部屋すべてに風情ある居間と源泉かけ流しの浴槽を設備しています。

湯沢温泉の源泉が湧き出る鍾乳洞から300メートルという近さをいかし、泉質の新鮮な源泉を引いています。

湯舟に浮く湯の花が源泉プライベートな空間と極上のおもてなし宿が近い証です。

アメニティはすべて湯居間蔵のオリジナル商品で、湯元源泉成分を配合しています。

お食事や受付を行なう蔵を改装した食Kuraの２階でオリジナル商品や実際に使用している食器なども販売しています。

食Kuraで提供する夕食は、年代や好みに合わせて宿泊グループごとに異なるメニューにしているそう。

ここで少し過去の提供したお料理をご紹介します！

四季それぞれの地場産食材を配した前菜プレートは、見た目も楽しめるよう色鮮やかな盛りつけとなっています。

山と海の旨味を同時に楽しめるプレートで、ポワレした鱸を宿特製トマトソースと共におたのしみいただきます。

炭火で香ばしく炙った醤油漬けの地場産野菜を添えられています。

アンチョビバターソースと岩塩、生わさびで県産村上牛のうまみを楽しむプレートです。

リピーターの方のため同じ味、同じ皿で提供しないのがモットー。

泊まった時にしか味わえな一期一会のお料理ばかりです。

「お客様との間を大切にしながら、おもてなしを追求しています」と中原さん。

サプライズでの記念日ケーキや、帰り際に四つ葉のクローバーをプレゼントするなど常にお客が喜ぶことを考えています。

湯沢町の自然の音や匂い、景色を堪能しながらこの場所でしか味わえない贅沢なひと時を過ごしてみてください。