
新潟県が、今後結婚を予定しているカップルや結婚間もない夫婦などがより結婚生活を楽しめるよう、『新潟県結婚支援パスポート(mari*pass「マリパス」)』の運用をスタートしました。
会員証を提示することで、県内約300(2024年12月現在)の店舗でさまざまな特典を受けることができます。
この事業のスタートにあたり、新潟県で結婚生活を送っている、新潟発アイドルユニットNegiccoのKaedeさんと、「新潟県住みます芸人」のいっすねー!山脇さんのおふたりに、「結婚」についてインタビュー!
結婚までの道のりや現在の結婚生活、結婚の魅力など、いろんなお話をお聞きしました。

Kaede
カエデ/新潟県出身。2003年に結成された新潟発アイドルユニットNegiccoのメンバーで愛称は「かえぽ」。2019年から正式なソロ活動を開始した。2021年に結婚、2022年に第1子を出産。
いっすねー!山脇
いっすねーやまわき/福岡県出身。NSC14期生。2017年に新潟県に移住。趣味はファッション、こどもと遊ぶこと。特技は書道。2016年に結婚。現在はふたりの男の子のパパ。
結婚相手との出会い
――Kaedeさんはアイドルですから、お立場的に結婚をするということが珍しいのではないかと思うのですが…。
Kaede・当時はまだ結婚してもアイドルを続けるという人はあまりいませんでした。今はNegiccoだけじゃなくて、ももクロ(ももいろクローバーZ)さんやでんぱ組.incさんもそうですけど。しおりん(ももいろクローバーZの玉井詩織)には以前、「Negiccoさんが結婚されてもアイドルを継続されていて、道標になってくれています」と言ってもらいました。
――ご結婚は2021年ですね。
Kaede・はい。私は昔からなんとなく、もし27歳の時にお付き合いをしている人がいたらその人と結婚したいなという思いを持っていたんです。親が結婚したのが27歳だったので、私の頭にも27歳っていうのがあったのかもしれません。
――山脇さんは2016年にご結婚されて、東京から燕市に移住、翌年にはご長男が生まれています。
山脇・環境が一気に変わりましたね。先輩からも「お前、適応能力すごいな!」って言われました(笑)。結婚したいとか、こどもが欲しいとか、家族を作りたいという思いはもともとあったんですけど、僕は芸人だし、結婚は40歳くらいになるんじゃないかなって思っていたんです。でも、今の妻と出会った時に、ちょっと古いんですけど「ビビビ」ってなって(笑)!
(一同笑)
山脇・愛嬌もあるし、性格もいいしおもしろいし、完璧だったんですよ。この人だ! って思いました。今も気分は新婚です(笑)!
――素敵ですねぇ(笑)。Kaedeさんは「ビビビ」とか、「この人だ!」っていう予感はあったんですか?
Kaede・(夫とは)同級生なので昔を知っているという安心感がありましたね。大人になってから再開した時も、初めて会う人じゃないから警戒心もなかったし。結婚する前から、家族とか兄弟みたいな、なんでも言えちゃう存在でした。

婚約時・結婚してからのエピソード
――Kaedeさんが結婚直後に行なわれたライブのMCで「毎朝お味噌汁を作っている」とお話されていたことが印象に残っています。
Kaede・この仕事をしているとどうしても時間が不規則になるんですが、結婚したことで相手の生活に合わせなきゃいけなくなりますよね。だから結婚して1年くらいは、夫の出勤時間に合わせて朝ご飯を作っていました。妊娠してつわりが始まってからはできなくなってしまったので、それ以降は「(朝食の用意は)それぞれでやろう」ってことになりましたが。
――山脇さんは東京で新婚生活を送るということは考えなかったのですか?
山脇・東京で芸人を続けながら結婚してこどもを育てることができるか、経済的にすごく怖くて。おもしろいのに、結婚したら芸人を辞めるという先輩も多かったんです。でも自分は意地でも芸人を続けたかったから、「住みます芸人」になることにしました。
――移住当初は奥様のご実家でご両親と同居されていたんですよね。
山脇・いわゆる「マスオさん」です。でも毎晩、義父とお酒を飲むのが楽しくて! 楽しすぎて「出ていけ」ってことになっちゃったんですけど…「お前といると、毎朝二日酔いで仕事に行かなきゃいけなくなるのが辛いから、もう出て行ってくれ」って(笑)。そうでなければずっと同居していたかったくらい。今でも実家に行くのが楽しみなんですけど、こどもが男の子ふたりなので、両親も相当へとへとになってしまって、やっぱり「もう来るな」って言われるけどまた行く、みたいな(笑)。
――Kaedeさんは「同居」ではないんですよね。
Kaede・同居ではないんですが、義理の両親とおばあちゃんが近くに住んでいるので、晩ごはんはひとり暮らししているおばあちゃんの家にみんなで集まって食べています。めっちゃ助かってますし、おばあちゃんが作ってくれるごはんが本当においしくて!
山脇・いいなぁ! うちもそうしたい…(笑)。
Kaede・最初は「悪いな…」って気を使っていたんですけど、能登半島沖地震(2025年1月1日に発生)の日に、「おばあちゃんが心配だから」って義理の実家に全員で集まって泊まったんです。そこで打ち解けたというか、「こういう関係もいいな」と思えるようになりました。そこから毎日のようにお世話になるようになりましたね。
――料理上手のおばあちゃんから料理を教わることは?
Kaede・教えてもらいたいんですけど、自分で作るのが好きみたいで、「教えることはねぇ(ない)」って言われちゃって(笑)。でもたまに、この料理には何が入っているんだろうって思って聞いたりはします。

――新潟に住んで、日常的に親類が近くにいるからできることですよね。ちなみにおふたり、婚姻届はどんなふうに出されたんですか? 芸能人だと、代理の方が提出することが多いという話を聞いたような気がするのですが。
山脇・僕の場合は、福岡の両親と妻の両親との「顔合わせ」の翌日でしたね。その日もいっぱい飲んで、そのノリで「じゃあ次の日婚姻届出しに行こう!」ってなって、翌日みんな二日酔い状態で行きました(笑)。
――え? みんなで?
山脇・そう、みんなで燕市役所に。日曜だったので、時間外受付窓口に提出したんですけど、受け取った警備員さんが「ここで記念写真撮れますよ」って言った後にスクリーンをシャーッて下ろしたんです。そうしたらそこに「結婚おめでとう」って書いてあって。時間外じゃないと提出できない人のために用意してくれているんですね。それを見た僕の父が感動しちゃって、福岡の実家のある町にも採用してもらったんですよ!
――素敵なエピソード! 一方、Kaedeさんは?
Kaede・提出しようと決めていた日の前日にすごい大雪が降ったんです。その日(提出日)は先勝で、暦的には午前中に出しておいた方がいい日だったんですけど、夫が「この状況じゃ、午前中に間に合わないかもしれないから」って、役所の近くにホテルをとってくれて。「そこまでしなくていいんじゃない?」って言ったんですけどね(笑)。朝起きて届を出して、それでまたおばあちゃんの家に行きました(笑)。
――その後、結婚記念日にお祝いはしていますか?
Kaede・ケーキを買ってくるくらいかな…。「あ、そういえば」って(笑)。
山脇・僕はパジャマとか靴とか、お揃いのものを買うようにしています。抱き着いた時に気持ちいい、モコモコのパジャマが多いかな? 今も新婚気分ですから(笑)!

結婚生活と結婚してよかったこと
――家事はどうされているんですか? ご主人や奥様と分担されているんでしょうか?
山脇・最近になってお手伝いをするようになりました。最近気づいたんですけど、妻が僕より後に帰宅する日に家をきれいにしておくと、妻がすごい喜んでくれるんです!
Kaede・素敵!
山脇・掃除機をかけて、こどもたちが散らかしたおもちゃを片付けるくらい。でも帰ってきてリビングのドアを開けたとたんに、妻が毎回「ありがとう~!」って本当にうれしそうに言ってくれるんですよ。「いい手段を見つけたな」って感じでやっています。言われてからやるのはいやですもんね。
――夫婦円満の秘訣ですね! Kaedeさんのご主人は家事を手伝ってくれますか?
Kaede・結構手伝ってくれます。特に水回りは気になるみたいで、トイレとかお風呂はピカピカにしてくれます。基本的には忙しくない方、手が空いている方が家事をするという感じです。

――結婚してよかったなと思うことはありますか?
山脇・めっちゃあります! というか、いいことしかないなぁ。僕6人きょうだいなんですよ。親になると、改めて親のすごさを感じますし、親への感謝も感じます。自分の人生的にも豊かになったし、やっと大人になれたというか…ひとりの頃は野心に満ちあふれていましたけど、妻や子どもという守るべきものができて、トゲトゲしいボケをしなくなりましたね(笑)。
Kaede・ひとり暮らしをしていると、ひとり分の料理を作るのがすごく難しいんですよね。食材は大きくしか売っていないから使いきれないし、作ったら作ったで食べきれない。それをシェアできる家族ができたということが、結婚してよかったなと思うことのひとつです。あとは安心感――外でいやなことがあっても、「家族いるしな!」って思える。精神的に落ち着けるんですよね。
山脇・確かに「家族がいる」って安心感があるよね。味方でいてくれる存在がいるっていう。なんでもしゃべれるし。
Kaede・でも全肯定してくれるわけではなくて、違ったら違うって言ってくれる。「そうか!」って気づけるし、一緒にいて勉強になることが多いなって思いますね。
山脇・気張らずにいれるしね。僕も妻の前にいる時が一番おもしろいかもしれない(笑)!

mari*pass(マリパス)について
――今回新潟県がスタートした『mari*pass』ですが、ご結婚されているおふたりから見てどうですか?
Kaede&山脇・すっごくいい!
山脇・結婚する予定の2年前から登録できるし、結婚した後も2年使えるって、すごいですよね。
Kaede・協賛店には結婚式場やジュエリーショップもあるんですよね。どっちもお金がかかるから、早めに入会すればめちゃくちゃ助かる!
山脇・指輪なんかは、割引がなくても買ってほしいけど…。
Kaede・その分グレードを上げられますよ!
――新生活に必要な家具のお店やスーパーマーケット・百貨店でも使えるそうですよ! 早めに入会してたくさん得したいですね。そして今「新規入会キャンペーン」として、2月28日(木)までに入会すると、ペア3組にトキエア便のペア航空券が当たるチャンスがあるんです!
山脇・航空券なら新婚旅行にも使えるし、もらえたらラッキーですよね。飛行機代が浮いたら、ホテルをリッチにするとか、楽しみが広がりますよね。
Kaede・行先も選べるんですよね。いいな!
――おふたり、新婚旅行は?
Kaede&山脇・行ってないです…。
山脇・旅行会社でも使えるから、もし新婚当時にmari*passがあったら新婚旅行に行ってたよねぇ。
Kaede・間に合わなかった…(笑)。
結婚って、いいよ!
――結婚を考えるきっかけになるような言葉を、おふたりからお願いします!
山脇・結婚は新しい自分に出会えるチャンスなんじゃないかなって。いろんな場面で今まで見えていなかったものが見えることも増えるし、自分のことだけじゃなく相手のことも考えるようになるし、僕はプラスなことばかりな気がしますね。mari*passみたいな支援もあって、結婚しやすい環境になってきているので、ちょっと背中を押されたような気持ちで前に進んでみたらいいと思いますよ。ひとりを謳歌するのもアリだけど、ひとりよりもふたりの方がいろんなものが大きくなるなって、結婚してすごく感じます。
Kaede・本当に! 自分ひとりで抱えなくていいというか、共有できる。話を聞いてもらえるだけでもラクになるし。自分というものの輪郭が見えるというか、ひとりでいると見えなかった部分が見えてくるような気がします。不思議ですけど。
山脇・結婚って自分のためにしているように思えなくても、結局は自分のためになっているんですよね。だからなに悩んでるんだ!って感じですよ(笑)!! 人付き合いもそう。思っているよりもみんないい人だから、もっとガンガンいきましょう!

mari*pass「マリパス」とは、新婚夫婦などの会員が、会員証を提示することでさまざまな特典サービスを受けられる制度です。

協賛店は結婚式場やジュエリーショップ、旅行会社、スーパーマーケットなど県内約300店舗!
入会対象は、カップルのどちらかが新潟県在住かつ、下記のいずれかを満たす人です。
■新婚夫婦(結婚してから2年以内)
■結婚を予定しているカップル(2年以内に結婚予定)
■ハートマッチにいがた会員
※「ハートマッチにいがた」は新潟県が運営する1対1の婚活マッチングシステムです。

また新規入会キャンペーンとして、2月28日(金)までに入会した人のなかから抽選で3組にトキエアのペア往復航空券が当たります!
ぜひこの機会に登録を!
登録は下のリンクボタンからどうぞ。
DATA
新潟県結婚支援パスポート マリッジパスポート
- 問い合わせ先
- mari*pass事務局(グローカルマーケティング株式会社内)
- 問い合わせ先
電話番号 - メール maripass@glocal-marketing.jp
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新潟県結婚支援公式インスタグラム
- 備考
- 企画:新潟県福祉保健部こども家庭課こども政策室