月刊にいがたのレギュラーページ『県内書店員さんおすすめ　〇〇な3冊』、今回は未来屋書店新潟青山店の登場です！

未来屋書店新潟青山店は、イオン新潟青山ショッピングセンター内にあります。

近隣に住むご年配のお客さんを中心に愛される「地元密着型」書店です。

こちらのお店の特徴は、なんといっても新刊と古本を同フロアで取り扱っているということ！

新潟県内に未来屋書店は4店舗ありますが、新刊と古本を取り扱っているのは新潟青山店だけ。

未来屋書店のコンセプトは「Life with Books」。
買った本を読み、読み終わったら売りに来て、また新しい本との出合いを楽しむ――常に本とともにある生活を提案する、まさにコンセプト通りのお店です。

さて、今回おすすめの３冊を紹介してくれるのはスタッフ・村山さん。

根っからの本好き・村山さんが、日常生活の中で手に取り、癒されている“私の癒され本”を紹介してくれました！

未来屋書店新潟青山店・村山幸代さんおすすめ
“私の癒され本”3冊

『春を背負って』
笹本稜平 著／文芸春秋
649円

「奥秩父の山小屋を営む亨、春になり山開きの荷物を背負ってやって来るゴロさん。ふたりのもとに訪れる心に傷を持った人々の再生の物語。「雨が降ろうが風が吹こうが自分にあてがわれた人生を死ぬまで生きてみるしかない」――ゴロさんの言葉に心が軽くなります。山の匂いを感じる描写にも心癒されます。」

学生時代に読んでいた本を読み返すのが現在のマイブームという村山さん。
こちらはまさにそんな一冊だそう。

『子どもと一緒に覚えたい道草の名前』
稲垣栄洋 監修　加古川利彦 絵／インプレス
2,090円

「可憐なイメージのスミレ、子孫を残すための戦略とは？　ツクシはしぶとい生きた化石？　ホトケノザの変わった花の形は何のため？　など身近にある道草たちの豆知識をおもしろく知ることができ、散歩が楽しくなります。絵と写真がきれいでボタニカルアートの画集としても楽しめます。」

村山さんがプレゼント用の本を探していた時に出合った一冊。
美しい絵と写真を眺めているだけでも楽しく、日々癒されているそう。
同シリーズに野鳥や毒生物（！）、貝殻もあるそうなので、気になる方はぜひチェックを。

『ねこはるすばん』
町田尚子 著／ほるぷ出版
1,650円

「猫のお留守番、家でゴロゴロと思いきや、外へ飛び出しお茶をしたり、映画を見たり。回転ずしを堪能して、銭湯にも入っちゃう。自由気ままだなぁとにっこりしてしまいます。とにかく、町田尚子さんの描く猫の表情が最高！　好きなことを満喫するふてぶてしさが、たまらなくかわいいです。」

大の本好きであると同時に猫好きでもあるという村山さん。
猫のふてぶてしい表情がたまらないのだとか。
どのページも細部にわたって描かれていて、見ごたえがあります。
絵本ではありますが、大人にもおすすめです！

疲れがたまっているなぁ、癒されたいなぁと思ったら、村山さんおすすめの3冊を手に取ってみてはいかがでしょう？