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「新しい生活様式」でスポーツを楽しみましょう!

スポーツで心と体を健康に

  • 情報掲載日:2020.09.07
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 

新型コロナウイルス感染症による影響で、心身の不調を感じたり運動不足などになっていませんか? まだまだ暑い日が続いていますが、9月後半になるとスポーツに適した季節になります。

今回は、そんな「スポーツ」に注目してみたいと思います。

運動についての医師の言葉や、新型コロナウイルス感染症と向き合いながらスポーツと関わる人たちを紹介していきます!

 

運動のポイントについて、医師の荒川先生にお話をお伺いしました

県健康づくり・スポーツ医科学センター 医師・荒川正昭さん
県健康づくり・スポーツ医科学センター 医師・荒川正昭さん

「人間にとって体を動かすことは自然なことです。そのため、運動不足は体調不良の原因になってしまいます。身体面では、体重増加や生活習慣病のリスクの増加、体力低下、関節の不調のほか、内臓や脳の機能低下を引き起こします。精神面では、運動したくてもできないことでストレスがたまるなどの悪影響が出ます。特に高齢者は、若い人より影響が出やすい傾向が見られます。適度な運動は免疫力を高めることも分かっています。体を動かし元気に過ごしましょう。」

 

●運動のタイミングは?

「食事後に少し落ち着いて動きやすくなってから」がお勧めです。朝起きた直後や寝る直前はなるべく避けましょう。

●適切な運動量はどれくらい?

運動した後に「やってよかった」と心地よい疲労感が残るくらいを目安にしてほしいと思います。

●運動を続けるには?

生活リズムと前向きな気持ちが大切です。朝起きたら、まず外に出て深呼吸をしてみてください。晴れた日には、日光に当たって深呼吸をすると、体に「動くぞ」というスイッチが入って気持ちが前向きになります。運動を続けるには食事と睡眠も大切です。栄養バランスの良い食事を3食、腹八分目を意識して取りましょう。睡眠は疲れがしっかり取れるように。

●時間がない人は?

歩くときに背筋を伸ばす、目線を真っすぐにする、腕をしっかり振るなど、日頃から意識するだけでもちょっとした運動になります。家事をたくさんしている人は、それだけでも十分良い運動になっていると思います。

●最後にひとことお願いします。

新型コロナウイルス感染症の騒動を機に自分の生活を見つめ直し、運動不足だと思う人はぜひ改善してほしいと思います。

 

【県健康づくり・スポーツ医科学センター 医師・荒川正昭さん】
健康づくりの実践的な指導、スポーツについての科学的なトレーニング方法の指導や相談などを業務とする同センターのセンター長を務める。「にいがた市民大学」の学長などとしても活動している。

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新型コロナに負けず創意工夫でスポーツを!

新型コロナウイルス感染症の影響でスポーツ大会の中止や活動の自粛を余儀なくされる中、それぞれの立場で工夫しながらスポーツと向き合う人に話を聞きました。

 

【競技】競技力の向上のために

県立新潟向陽高等学校 ボクシング部3年・河上琉輝さん
県立新潟向陽高等学校 ボクシング部3年・河上琉輝さん

県立新潟向陽高等学校 ボクシング部3年
河上琉輝さん

全国高校選抜大会ピン級3位などの好成績を収めている。新潟市からオリンピック選手を出そうと実施している「にいがたスーパージュニア育成事業」の強化選手に選ばれている。

「新型コロナウイルス感染症の拡大により全国大会が中止となってしまったことが悔しいですが、今は前向きに練習に励んでいます。外出自粛期間中は、自宅や屋外でシャドーボクシング、ランニングなどのメニューを『自分一人でどれだけ追い込めるか』を意識してこなしました。今までよりも強い精神力が付いたと思います。また、一緒に練習し競い合う仲間の大切さも改めて実感しました。最近の練習は以前までの活気を取り戻しつつあります。オリンピックを目指す日本代表候補選手が集まる練習に、にいがたスーパージュニア育成事業の一環で僕も参加しました。レベルの高い選手と内容の濃い練習ができました。ボクシングは3密になりやすい競技なので、使用後のグローブ、ヘッドギアの消毒、換気、休憩中のマスクの着用など、感染症対策を徹底して行っています。進学をしてボクシングを続ける予定です。今年無くなってしまった大会への悔しさをばねにこれからも頑張っていきたいと思います。」

 

道具をしっかりと消毒
道具をしっかりと消毒

 

 

【健康】健康で豊かな生活のために

新潟市中央区在住・尾野照雄さん
新潟市中央区在住・尾野照雄さん

新潟市中央区在住
尾野照雄さん

定年退職後に体力維持のためにトレーニングルームやプールに通い始める。71歳で初めて新潟シティマラソン(フル)を完走し、その後毎回出場している。

「以前はグループでランニングをすることもありましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、今では人混みを避けて1人で走るようにしています。スポーツ施設が閉鎖されている間は、体力を落とさないように週に2回程度、新潟島を一周していました。79歳ですが健康診断では毎年「異常なし」です。スポーツを通じて体力・健康維持はもちろん、達成感、充実感、人とのつながりを感じることができています。」

 

【みる】感動と興奮を共有。交流のために

新潟市北区在住・木村彩恵さん
新潟市北区在住・木村彩恵さん

新潟市北区在住
木村彩恵さん

13歳の時、アルビレックス新潟の試合を観戦したことをきっかけにサポーターに。サポーター歴は18年。

「アルビの有観客試合が再開されてビッグスワンで観戦しました。入場時の検温や消毒、声援の規制など、徹底した感染対策がされている印象でした。会場では、以前は聞こえなかった選手やコーチの声、ボールを蹴る音などを聞くことができ、とても新鮮でした。夢や感動を与えてくれるプロスポーツチームが身近にあることはとても魅力的なことだと思います。サポーター同士の交流から人の輪も広がりました。『新しい生活様式』に合わせて声援を送り続けたいです。

 

【支える】スポーツに親しめる環境づくりのために

新潟市開発公社 西総合スポーツセンター・小泉智史さん
新潟市開発公社 西総合スポーツセンター・小泉智史さん

(公財)新潟市開発公社 西総合スポーツセンター
小泉智史さん

「皆さんが気持ちよく施設を利用できるよう、新潟市が定めるガイドラインに従い、感染予防策を実施しています。」

●施設での感染対策

(施設が実施)
・定期的な施設の消毒、換気の実施
・トレーニングマシンを離すか機器の間にシールドを配置。利用者同士の間隔を2m以上確保
・利用者が多いときには注意喚起のアナウンス

(利用者へのお願い)
・受付時の検温とチェックリスト記入
・マスクの用意と可能な範囲での着用
・トレーニングマシンなど、機器の使用後の消毒

●こんなこともスポーツ

(じゃんけん遊び)
じゃんけんで負けた人が勝った人の周りを1周走ったり歩いたりします。楽しく体を動かすことができます。

(部屋の掃除)
掃除機をかけたり床を拭いたりと、部屋がきれいになるだけでなくいい運動になります。利き手ではない手も使うようにすると、脳の活性化にもつながります。

 

皆さんも「新しい生活様式」に合わせて、気軽にスポーツを楽しみましょう!!

 

簡単な運動などを紹介

・新潟市ホームページ
エクササイズやウオーキングなどの気軽にできる運動や、新潟市内のスポーツ施設、健康についての情報を掲載します。

・スポーツ庁ホームページ
自宅で、家族でできる体を動かす遊びなどを掲載します。

Information

問い合わせ先
新潟市スポーツ振興課
問い合わせ先
電話番号
025-226-2595
リンク
市報にいがた 令和2年9月6日発行 2726号

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