手しごとの店 ちくらのマスター・鈴木敬さんは、東京都優良調理師の知事賞を受賞している日本料理の匠。
料理指導のために来新したのをきっかけに、新潟市役所そばで小料理店、彩膳ちくらを開きます。

ひとりで自由に料理に向き合える環境になったことで始めたのがラーメン作り。
日本料理の技をいかした繊細な味わいのラーメンでもファンをつかみました。

そんなちくらが昨年末、店名も新たに新潟駅前に移転しました。
マスターの手作り料理とおいしいお酒を楽しめるという点はそのままですが、店の雰囲気は一変。

これまでの店は夜になると人通りもまばらな大通り沿いのビル2階にあり、小ぢんまりとしたつくりでしたが（それはそれでよかったんですよ）、新店はなんといっても広々としていて明るく、女性ひとりでも立ち寄りやすい雰囲気です。
カウンタ―に立つのはマスター。
マスターとの会話を楽しみたいというお客で、カウンターはいつもいっぱいになるのだそうです。

店内のみではありません。
移転に伴い、劇的に変化を遂げたのがラーメンです。

ラーメン＝『中華そば』は「あっさり」と「濃（こ）く味」の２本柱。
添加物を使わず、素材のうまみだけで勝負します。

「あっさり」は煮干し主体の和風ダシとストレートの自家製細麺の組み合わせ。
麺をすするたび、やさしいダシのうまみが体にじんわりと染み入るようです。

一方「濃く味」は、豚と煮干しでとるスープと手もみの自家製太麺を使用。
「濃く味」に背脂を加えた『背脂中華そば』も人気です。

さらに「あっさり」と「濃（こ）く味」「背脂」から選べる『チャーシューメン』（990円～）、『ワンタンメン』（990円～）もあります。

またランチタイムのみ『中華そばセット』
（990円）を提供。
「あっさり」または「濃（こ）く味」の中華そばに、日替わりのマスターおまかせ丼（この日は鯛の刺身、ダシ巻き卵、白滝の真砂あえ、菜の花がのっていました。豪華！）、マスターお手製のヌカ漬けが付いてとってもお得です！
なお、マスターおまかせ丼は『国産牛牛すき丼』『もつ煮丼』『生姜玉子酢丼』に変更も可能です。

『中華そば』をはじめとした麺類は、いずれも昼夜ともに提供。
シメの一杯として味わいに来るのもいいんです。贅沢！

「新しいラーメンも考えていますよ」とマスター。
今後の展開も楽しみです！