今月のテーマ“こんな生き方してたらダメと思った時に読む”な3冊
【文信堂長岡店 神保店長おすすめ】

県内4店舗を構える文信堂。長岡店は長岡駅ビルCoCoLoの中にある。

地元コーナーが充実していて、スタッフのこだわりでセレクトした書籍は常連さんに人気。

今月は
店長の神保幸弘さんがセレクトしてくれた3冊です

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『異形の将軍 田中角栄の生涯（上・下）』
津本陽 著
幻冬舎 各628円（税込）

現役中は散々悪口を言われた総理だが、近年再評価さ れ、理想の上司像扱いされたりする。他者の評価なんて 勝手なものだが、この人のおかげで現在の私たちの生活 がどれだけ便利になったことか。それを忘れないようにする ためにも、人間・角栄をきちんと描いた本を読もうと思う。

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『白菊』
山崎まゆみ 著
小学館 1,650円（税込）

涙が出た。多くの人々の思いをのせて、この本は語りかける。ただ美しいだけではない、全国的に有名な長岡花火には戦争の犠牲になった人々への鎮魂の思いと、世界平和への願いが込められている。戦後60 年間に渡って長岡花火に魂を込めてきた花火職人・嘉瀬誠次の物語。衿を正して向き合うべき本！

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『矢沢宰詩集̶　光る砂漠』
矢沢宰 著
思潮社 2,200円（税込）

昭和41 年に21 歳の若さで亡くなった見附の青年が残した詩集。病室という限られた世界の中で、死の恐怖と絶望感に押し潰されそうになりながらも、生きた証を刻みつけるように心の中に湧き上がってきたものを正直に言葉にしています。多くの人に読んでほしいと思います。