カミフル(新潟市上古町)にある考古堂書店。
古書店として1911年に創業し、実に100年以上の歴史があるんですよ。
1970年頃から医学分野の専門書を多く扱うようになり現在も地域医療に大きく貢献しているんです。
さらに良寛関係の書籍も自社で出版。良寛関連書籍はのべ200点を超えるんですって。

医学書を専門的に扱う考古堂書店には、一般の人にも難なく読めて、役に立つ医学書もいっぱいなのです。

そこで、ベテラン書店員さんの大場寛明さんから【子どもの病気に使える医学書】を3冊紹介してもらいました。

イラストも多くて読みやすい、
そして、いざというときに必ず役に立つ3冊です！

『かかりつけ医のための こどものアトピー性皮膚炎診療&スキンケア指導』　山本一哉 著

こどもの皮膚トラブル、多いですよね。小児科や皮膚科を受診時、短い診察時間に必要な指導や情報を得るのはなかなか難しいです。そこで長年小児皮膚科に携わった著者の診察・患 者指導の技術を集めたのがこの本。お医者さん向けの本ですがイラスト付きで分かりやすく、必要な情報を得られます。

『患者説明にそのまま使える 不安なパパ・ママにイラストでやさしく解説　こどもの心臓病と手術』　立石実 著　黒澤博身ほか監修

「患者説明にそのまま使える」のタイトル通り、そのまま家族が読んでも分かる本です。こどもの大きな病気で混乱している時、必要とされる根拠ある情報を探すのは難しいですよね。シリーズに糖尿病、腎臓病、潰瘍性大腸炎・クローン病、がん、口唇裂・口蓋裂があります。

『子どもをあずかる人のための救命マニュアル』　日本小児蘇生研究機構監修

学校・保育園の先生等こどもを指導する方向けの本ですが、 いざ！という時の対処法がイラスト・チャート付きで分かりやすく書いてあります。こどもの周辺で最近物騒な事が多くなりま した(その場面は想像したくはないですが… )。家庭でも緊急時に備えるために、その時にすぐ行動するための一冊です。