記録的な早さで梅雨が明けて、厳しい暑さはまだまだ続きそう。
そんな日にこそ味わってほしい涼やかな一杯をご紹介。
中華そばさぶろうは、ベテラン店主、斉藤三郎さんが丹精込めて作る『中華そば』（並700円）を求め、連日ファンが訪れる人気店。
斎藤さんの信条は「普通においしいラーメンを作ること」。
煮干しの香りが鮮烈な『濃厚にぼし』（並750円）も代表メニューだ。

そんなさぶろうの夏のスタンダードとなったのが『昆布水のつけそば』。
まずはこの美しいビジュアルをご覧あれ。
丁寧に織られた衣のような美しい盛り付けにほれぼれ。
箸を入れるのがもったいないくらいだ。

歯ごたえがあり喉越しが抜群の自家製麺は、毎朝５時から製麺しているとか。
並盛りで220グラム。透明な昆布水にたっぷりと浸っている。
まずは昆布水のみでひと口。続けて藻塩を少々振りかけてひと口。
さらにユズコショウで。ライムを搾って。紫の花穂ジソと一緒に…。
いろいろなものと合わせて食べられるのが楽しい。
そして、満を持して醤油味のつけ汁へイン。

トンコツベースの芳醇な味わい。シャキシャキの長ネギとバラ肉チャーシューのアクセントが絶妙だ。
麺の上にはピンクの燻製チャーシュー。しっかりとした食感が嬉しい。