やさしく流れるような線で描かれた「夢二式美人」で知られる竹久夢二。
本展では、詩やデザイン、雑誌の挿絵や装丁など、ジャンルを超えたマルチクリエイターとしての幅広い活動を紹介する企画展です。
約200点におよぶ展示作品を通して見えてくるのは、ひとりの作家の中に息づく豊かな感性と時代の空気。
今見ても新鮮なその表現は、現代の「カワイイ文化」に通じる魅力にあふれています。
新潟会場独自の展示として、夢二と交流のあった温泉旅館に伝わる作品や、十日町市の伝統的な絹織物にちなんだ作品に関する資料なども併せて展示されます。
美人画家の枠に収まりきらない、竹久夢二の残したアートワークの全貌に迫る展覧会です。
なお、会期中一部展示替えが行なわれ、7月20日(祝)までが前期、22日(水)から後期となります。
開場式と内覧会へ行ってきました
6月13日(土)より、新潟市美術館にて企画展『竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー』がスタートしました。
竹久夢二の「生誕140年・没後90年」にあたる2023年、京都・福田美術館を皮切りに各地を巡回してきた本展ですが、新潟市美術館は待望の6会場目とのこと。
一般公開に先駆けて開催された、開場式および内覧会の様子をレポートします。
テープカットセレモニーが華やかに執り行われたら、展示室内へと進みます。
会場に入ってまず驚かされるのは、その圧倒的な展示数です。
当初は(『月刊にいがた6月号』、この記事の冒頭も)作品数約200点と発表されていましたが、書簡やスケッチ、ポスター、参考資料なども合わせると、最終的には250点以上が並ぶ豪華な展示構成となっています。
なお、今回の展覧会は一定のルールを守れば、ほとんどの作品が撮影・SNS発信OKとなっています。お気に入りの展示を写真に残せるのは嬉しいポイントです。
竹久夢二といえば、独特の憂いを帯びた「夢二式美人」の印象が強いかもしれません。
しかし本展では、グラフィックデザイナーとしてのモダンな仕事や、詩人としての側面など、これまでのイメージを覆す作品も数多く展示されています。
これまでの「竹久夢二像」とは異なる意外な一面も感じられる、非常に興味深い展示内容でした。
※展示室内の様子や雰囲気を伝える写真は、ネタバレ(?)を避けるため「引きの画」中心でご紹介しています。
また、本展の図録をはじめ、関連商品がならぶミュージアムショップがありました。
非常に見応えがあり、夢二のマルチな才能を再発見できる素晴らしい企画展です。ぜひ新潟市美術館へ足を運んでみてください。
DATA
竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー
- 開催期間
- 6月13日(土)~8月30日(日)
9:30~17:00(券売~16:30) - 会場名
- 新潟市美術館企画展示室
- 会場住所
- 新潟市中央区西大畑町5191-9
- 休み
- 月曜(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
- 料金
- 一般1,500円、高大生1200円
- 問い合わせ先
- 新潟市美術館
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-223-1622
- リンク
-
新潟市美術館

