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イラストから写真へと変遷する出版文化は必見|新潟市中央区

  • 情報掲載日:2026.08.22
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
メインビジュアル
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画像すべて©鹿島直(NOEMA Inc.)
画像すべて©鹿島直(NOEMA Inc.)

フランス文学者・鹿島茂氏が40年以上にわたって収集してきた膨大な西洋古書コレクションを新潟で初公開。

19世紀末から20世紀前半にかけてのフランスは、ベル・エポックの華やぎから二度の世界大戦へと向かう激動の時代。

そのなかで生まれた新しい感性「モダン」の姿を、雑誌や挿絵本、ファッションプレートなど多彩な印刷メディアを通して紹介。

会場では、アール・デコを代表するイラストレーターたちによる優美な作品を展示するほか、イラストレーションから写真へと移り変わるグラフィック表現の変遷をたどり、風刺雑誌や報道写真誌からは、華やかな時代の裏側にあった戦争や社会不安の影も浮かび上がってくる。

鹿島氏の膨大なコレクションの集大成を通じ、花開くパリ・モダンの魅力を堪能して。

企画展「鹿島茂コレクション 花開くパリ・モダン」内覧会に行ってきました

エントランスのバナー(部分)
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開催前日の7月10日に行なわれた内覧会に行ってきました。会場のようすをレポートします

まず、展示会場の一部は撮影OK
マナーを守って楽しみましょう

会場は風刺画、モード誌、絵本、グラフ誌という順路で構成されていて、1900年頃から1937年にかけての、約40年間をたどりながら、芸術とデザインが融合していく過程、グラフィックARTがどれほど急速に変化したのかをみることができます。

さらに、
光栄なことに、フランス文学者で、本展出品者の鹿島茂氏からコメントをいただくことができました。

鹿島茂氏
鹿島茂氏

「今回の見どころは、雑誌やポスター、広告などのグラフィックを通して、一つの“集団の仕事”として新しい芸術が生まれていく過程です」と鹿島氏。

「雑誌やポスターは本来、読み捨てられるものです。しかし、それらを集めることで当時の文化や芸術の流れが見えてきます。写真を印刷物に載せられるようになったことで、文字と写真を組み合わせたレイアウトそのものが芸術になっていったのです」と見どころを話してくれました。

また、新潟会場から、ロバート・キャパ「崩れ落ちる兵士」初出の雑誌『VU(ヴュ)』も追加出品されています。

この写真、近年の研究において、被写体となった兵士の生死や撮影の背景、撮影した人物などの詳細が明らかになってきましが、初出の状態では史実に近いキャプションが添えられていたことも見て取れます。

後の二次使用、三次使用でストーリーが変化してしまったことをうかがわせる、貴重な歴史的資料は必見です(どの展示も見逃せないけど)

「どこで、どうやって手に入れたかまで全部覚えています。苦労して手に入れたものほど、思い出も含めて強く記憶に残っています」と話す鹿島氏。

そのコレクションの集大成を、新潟ではじめて公開される貴重な機会。

グラフィックアートや広告に興味があるという人や、写真、イラストが好きな人、絵本好きな人には特におすすめの企画展です。

ぜひ、足を運んでみてください。

ミュージアムショップ
ミュージアムショップ

ミュージアムショップには、図録をはじめ関連商品が数多く揃っていました。

DATA

鹿島茂コレクション 花開くパリ・モダン
開催期間
~9月6日(日)
10:00~18:00(券売~17:30)
会場名
新潟県立万代島美術館
会場住所
新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階
休み
月(8月3日(月)、10日(月)は開館)
料金
一般1,500円、高大生1,100円
問い合わせ先
新潟県立万代島美術館
問い合わせ先
電話番号
025-290-6655
リンク
新潟県立万代島美術館