手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』が、連載開始50年以上を経て舞台化され、東京を皮切りに全国で上演されます。

演出を手掛けるのは日本を代表する舞台演出家・栗山民也。脚本は東京を拠点に活動する劇団・ラッパ屋の主宰である鈴木聡が担当します。
主演のブラック・ジャック役は坂本昌行、助手のピノコ役は矢吹奈子、ドクター・キリコ役は味方良介が務め、今井清隆、大空ゆうひといった実力派俳優も出演します。

「命の価値と再生」をテーマに掲げ、法外な治療費で悪評のある天才闇医者のブラック・ジャックが、奇病に冒され安楽死を望む女優・真理子の命を救うため奔走する物語です。

安楽死の必要性と正しさを信念とするドクター・キリコとの対立やピノコとの関係を通して、観客に命の尊さを問いかけます。