奈良県生駒郡安堵町に旧家の長男として生まれた陶芸家・富本憲吉(1886〜1963)。楽焼から始まった制作は、土焼、染付、白磁など多彩に展開し、晩年の1955年には色絵磁器で重要無形文化財保持者となり、1961年には文化勲章を受章しています。
一方で會津八一(1881〜1956)は、新潟市出身の書家・歌人・東洋美術史家。27歳の頃、奈良を訪問して以降その地を酷愛し、短歌を詠み、美術史研究に熱心に取り組みました。
実は、若いころから交流があるふたり。會津八一の初めての歌集『南京新唱』(1924年刊)の挿絵を描き、磁印「秋草堂」などを制作しているんです。
今回の特別展では、奈良県立美術館が所蔵する富本憲吉の名品を中心に、これまであまり知られてこなかったふたりの交流と作品も紹介します。
Information
富本憲吉と會津八一
〜弧高の美の求道者たち〜
- 開催期間
- ※本イベントは終了しました。
10月9日(水)〜12月15日(日)
10:00〜18:00(受付は17:30まで) - 会場名
- 新潟市會津八一記念館
- 会場住所
- 新潟市中央区万代3-1-1 メディアシップ5F
- 休み
- 月曜(祝日の場合は翌日)
- 料金
- 観覧料:一般600円、大学生300円、高校生200円、小中学生100円
※小中学生は土・日曜、祝日無料 - 問い合わせ先
- 新潟市會津八一記念館
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-282-7612
- リンク
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新潟市會津八一記念館
市報にいがた 令和元年11月3日発行 2706号