美術にとっての「偶然」とは・・・。
多くの芸術家は、作品を制作するための高い技術を有し、その技術は絵筆のストロークや色彩を制御して、想定したとおりの結果を得るために使われます。いかに「偶然」を排除するかという事に注意が払われました。
しかし近代以降の芸術家の中には、「偶然」によって生み出される思いもよらない表現に面白みを感じ、作品に応用する者が現れました。
ダダやシュルレアリスムなどの芸術運動や、現代アーティストたちによるパフォーマンスなど、20世紀初頭から現在にかけて、多くの芸術家を挙げることができます。
例えば、シュルレアリスムが発明した「デカルコマニー」は、絵具を紙などではさむことで、偶発的な形が表れることを利用した技法です。
このように、芸術家たちが作品に取り入れた美術の「偶然」。新潟市美術館のコレクションにより、その魅力に触れてみましょう。
Information
コレクション展Ⅲ『美術の偶然!』
- 開催期間
- ※本イベントは終了しました。
12月7日(金)〜4月14日(日)
9:30〜18:00(観覧券の販売は17:30まで) - 会場名
- 新潟市美術館 常設展示室
- 会場住所
- 新潟市中央区西大畑町5191-9
- 休み
- 月曜休館(祝日の場合は翌日休館)、4月9日(火)〜12日(金)休館
- 料金
- 一般200円、大高生150円、小中生100円(土・日曜、祝日は小中生無料)
※企画展開催中は、そのチケットで観覧可 - 問い合わせ先
- 新潟市美術館
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-223-1622
- リンク
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新潟市美術館
市報にいがた 平成31年2月3日号 2688号