りゅーとぴあ専属舞踊団、Noism1の新作公演が開催されます。

これまでの14年の創作のなかで、「見世物小屋」「劇的舞踊」「近代童話劇」の３つのシリーズを立ち上げてきたNoism1。
15年目を迎えた今、新たに取り組むのが「実験舞踊」です。

舞踊家にある法則を与え、偶然性によってそこに生み出される関係性を抽出すること。
物語を語ろうとするのではなく、そこに立ち現れる物語を記述すること。
あるいは新たな物語創発のために身を捧げること。

外国籍メンバーも加入し、国際色豊かになった新生Noism が、これらの実験の結果どんな作品を生み出し、なにを観客に届けるのか。ぜひ会場で見届けていただきたいです！

ちなみに、この実験をする狙いはふたつあるそう。
ひとつはNoismの身体性を表現する作品として、13年経った今も世界で上演されている代表作『NINA』に代わる作品を創作すること。
もうひとつの狙いは、外国人メンバーの加入により国際化することになったNoismの、国際的身体（普遍的身体）に通用しうる独自の訓練法の開発、すなわちNoismメソッドのバージョンアップを図ること。

あの『NINA』に代わる作品になりえる新作!?
かつ、Noismの卓越した身体性を築く基礎となっているNoismメソッドのバージョンアップに寄与する新作!!??
――と聞いたら、期待せずにはいられませんよね!!!

会場はりゅーとぴあのスタジオB。
公演は1月25日（金）から2月17日（日）までと長期にわたります。
ぜひ複数回観て、作品の変化や成長を確かめたいところです！

なお今公演は、実験舞踊『R.O.O.M.』と、井関佐和子、金森穣によるデュオ作品『鏡の中の鏡』の2本立て上演。
どちらも楽しみ！