HYのボーカル新里英之が、7月7日、新潟市のジョイアミーアでソロライブを敢行。HYの代表曲を、曲が生まれたストーリーなどを話しながら全部で14曲披露。その翌日、編集部を訪れた彼は「昨日の新潟は本当に良かった!」と満面の笑みを浮かべる。
「ステージと客席が非常に近くて、ひとりひとりの表情がよく見えて。で、途中の曲で涙を流している人もいて…『あれ? メッチャ伝わってるじゃん!』って思ったりとかしてね。何か、(自分の思い出と)重ねちゃっていたんでしょうね。そのきっかけを僕らの音楽で作れたのがすごくうれしくて。そういう“心で感じる場面”が昨日の新潟ではすごく多かったんですよ」。
そんな、歌い手とオーディエンスの心のつながりを体感できるライブ──振り返れば、HYの音楽とはずっと変わらずそういうものだった。
「そうですね。まさに根幹は変わってないと思います」。
そんな、来年結成20周年を迎えるHYがニューアルバム『RAINBOW』をリリースした。20周年の幕開けを告げる今作は、新里英之いわく「HY史上、最も明るいアルバム」になったとか。その理由を、彼はこう語る。
「HYはライブバンドでもあるんですけど、前回のベスト盤のツアーで全国を廻っている中でこのアルバムを作っていたから、気持ち的にもアゲアゲで──『ライブにこういう曲が欲しいな』とか『ここでお客さんにこう歌ってほしいな』とか考えながらの曲作りだったので、これだけ明るい内容になったんでしょうね」。
その象徴が、1曲目の『no rain no rainbow』であり、「雨降れ こらえた涙のかわりに 虹の道を今歩いて行く 光を浴びて」と歌うラストの『SESSION』という曲であろう。
雨の後にかかる虹を人生にたとえ、希望や勇気は日々の辛さや悲しみを経て生まれるものだとメッセージするHY。
一曲一曲に熱い思いを込め、それをライブで全身全霊表現していく意志が、このアルバム『RAINBOW』からもよく伝わってくる。
「結局、音楽に(人の)温かさが見える感じですよね。そこはずっと変わらないし…それをこのメンバー5人でやることにこだわっているんです。HYのライブを見たときに、メンバーの人柄とチームワーク──僕らチームで夢を目指しているってことがよく分かってもらえると思いますよ」。
10月から次回のツアーも始まり、新潟には来年1月18日(土)・新潟県民会館大ホールにやってくることも決定。
「この『RAINBOW』からの曲はもちろん、今までの代表曲も歌います。みんながたくさん聴いてくれてきた曲たちを、いっぱいやりたいんですよ! そして、(公演は)1月ですけど新潟にも素敵な虹をかけますから」と力強く宣言してくれた。
そんなHYの新里英之から、ニューアルバム『RAINBOW』、そして来たる新潟公演に向けた動画コメントももらったので、ぜひチェックを。
Information
HY 20th Anniversary RAINBOW TOUR 2019-2020
- 開催期間
- 2019年1月18日(土) 18:00~
- 会場名
- 新潟県民会館大ホール
- 会場住所
- 新潟市中央区一番堀通町3-13
- 料金
- 指定席6,600円 親子席6,600円
※3歳以上有料/2才以下のお子様はチケット不要(膝上での鑑賞可)。ただし座席必要の場合はチケット必要 - 問い合わせ先
- FOB企画
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-229-5000
- リンク
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FOB Web HY新潟公演詳細
オフィシャルWEBサイト HY ROAD
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