東堀通沿いにあった「姫胡桃」が3月に上古町商店街に移転しました。
場所は商店街の白山神社寄りです。

東堀通にあった店舗同様、青い外観が目を引きます。

店主・阿部多佳子さんが迎えてくれました。

以前の店より空間はコンパクトになりましたが、その分商品がギュッと詰まっている印象で、商品を“探す”楽しみはさらに増したようです。

取り扱っている商品は「リユース着物」。
リユースというと、古くて汚れた「中古品」と思われるかもしれませんが、こちらでは状態のよいもののみを阿部さんが厳選し、店頭に並べているといいます。

「着物に興味はあるけど、知識がまったくないし、呉服屋さんは敷居が高い…という初心者の方に、特に来ていただきたいです！」と阿部さん。
初心者さんが来店した際、阿部さんが重視するのは「その人がどんなシーンで着物を着たいのか」。
「式に出席するといったフォーマルな用途なのか、お友達とのランチ会や街歩きなどカジュアルな用途なのか。それだけでも随分と違いますよね。特にカジュアルな場合は、ワンピース感覚で着物を着てもらいたいんです。何が必要か、どんな着方がおしゃれに見えるのか、なんでもアドバイスしますよ」。

着物は1枚5,000円くらいから。
ほか、帯や半衿、帯締めなど、一式揃えても、ちょっといいお洋服を買うのとそれほど金額は変わらないそう。

ちなみに、上写真のようなデニムの着物もあるんです！
中にTシャツを着たり、足元にブーツを合わせてもOK。
レースの羽織は、普段の洋服にも合わせられそう！！

もちろん、十分に着物も帯も持っていて、「もうちょっといろんな着回しを楽しみたい」という上級者さんにもおすすめ。

高級な帯も手頃な価格で提供されています。

「昔一式購入したものを今そのまま着ると、“ちょっと古い印象だなぁ”ということもあるんです。そういう場合は帯や小物を変えるだけでもぐっと今っぽく見える。手持ちの着物を店までお持ちいただければ、一緒にコーディネイトを考えます！」と阿部さん。

小物やアクセサリーなども豊富に揃っています。

また商品の販売に加え、「お稽古」も開催。
「着付け教室」は1回1時間30分・2,000円。
レベル、要望に合わせて、マンツーマンで教えてもらえます。
「毎週通ってもらえれば、2ヵ月もあれば完璧にマスターできますよ」と阿部さん。

5月からは「和裁教室」も月1回開講予定。
日程はお問い合わせを。

「着物を着ると気持ちが上がるし、背筋が伸びて、自分に自信が持てる気がします。いつもとは違う、ちょっと特別な時間を味わえるのもいいですよね。ぜひ気軽に着物を楽しんでみてもらいたいですし、このお店がそのきっかけになれたらうれしいですね」と阿部さん。

小さいけれど着物の楽しみがギュッと詰まったお店。
ぜひ足を運んでみてくださいね。