レンガ造りの壁面に、店内に設置された公衆電話。蝶ネクタイを付けて仕事をこなす気のいいマスター。そして開業から変わらないメニューの数々。

東区の住宅街に店を構えて 45 年以上と いうカンポスは、誰もが思い描く喫茶店の姿を今も変わらず守り続けている名店です。
昼は主にマダムたちがコーヒーやスイーツを楽しみながら談笑し、夜はカウンターでひとり、瓶ビールを飲みながらマスターと会話をして過ごすお客や、夕食を楽しみに家族連れなどが訪れているんだとか。

「昔は喫茶店というより、居酒屋カンポスと呼んでいいくらいお酒を飲みに来るお客さんが多かったですよ（笑）。今は、親に手を引かれて来ていたお子さんが親になって、またお子さんを連れて食事をしに来てくれます」とマスターの藤田さん。

なんだか、優しい気持ちになる空間です。世代が変わっても愛され続けるこのお店が、この先も変わらず続いてほしいと願うばかりですね。