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Noismの新章が始まる! 12月初演の新作製作発表会見に行ってきました

  • 情報掲載日:2019.10.01
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

りゅーとぴあを拠点に活動する日本初の公共劇場専属舞踊団、Noismの新作公演が12月に開催されます!

これを前に、新作の製作発表が行なわれました。

今回の記者会見は、Noismの第6期活動更新を発表するものでもありました。

会見には中原八一新潟市長、仁多見浩りゅーとぴあ支配人、金森穣りゅーとぴあ舞踊部門芸術監督・Noism芸術監督、そしてNoism全メンバーが参加。

中原八一新潟市長
中原八一新潟市長
仁多見浩りゅーとぴあ支配人
仁多見浩りゅーとぴあ支配人

まず中原市長からNoism活動更新の経緯の説明があり、その後仁多見支配人からNoism活動に対して市から提示された課題の解決へ向け、Noismとともに取り組んでいくという意気込みを含めた挨拶がありました。

金森穣りゅーとぴあ舞踊部門芸術監督・Noism芸術監督
金森穣りゅーとぴあ舞踊部門芸術監督・Noism芸術監督

そして金森監督からはNoismの活動形態について、新潟市が提示した課題に対する改善点について報告がありました。
まず、新潟のカンパニーであるということを前面に出すために「Noism Company Niigata」と名称を変更すること。
またこれまでプロジェクトとして存在していた「Noism0」を恒常的に活動するプロフェッショナル選抜カンパニーとして据え、Noism0、1、2という3カンパニー制で活動すること。
「他館との連携を視野に入れた時に、小規模で活動できる体制をとっていきたい。そして同時に舞踊家が円熟し、齢と経験を重ねたからこそ生み出せる表現を大事にしていきたいと考えています」と金森監督。
ちなみにNoism0は金森さん、井関佐和子Noism副芸術監督、Noism2リハーサル監督の3人で構成されます。

ほか、新潟市洋舞踊協会合同公演で金森監督が新作を振付すること、1DAYスクールやからだワークショップなどを通した地域貢献活動を行なうこと、金森監督以外の振付家や他舞踊団の公演を実施し、りゅーとぴあの舞踊部門としてNoism以外の公演も市民に提供することなどが報告されました。
「これまでNoismの存在理念や必要性が官民問わず公に議論されたのは初めてのこと。それを経て活動継続の会見ができることに対しては特別な思いがあります。この3年間は粉骨砕身頑張るしかない。劇場と連携し、芸術の専門家がいることで、新潟の街づくりのためにどのような貢献ができるかを考えながら、社会制度のあり方、人間の考え方、世間に痛烈に悲観を展開しうる芸術家としての活動も保持していかなければならない。これからは右目で新潟を見て、左目で世界を見て、その焦点に浮かび上がるものが私の芸術ということになるのだろうと思います」(金森)。

さて新作公演は、Noism1と先ほど触れたNoism0による合同公演となります。

ドイツの舞踊団を率いた森優貴(もりゆうき)さんによる帰国後初となる新作『Farben(ファルベン)』と、金森監督による新作『シネマトダンス―3つの小品』の2本立てです。
ゲスト振付家を招いての製作は2011年の『OTHERLAND』以来8年ぶり(!)となるそうです。またこれは、改善点のひとつ「りゅーとぴあ舞踊部門としてNoism以外の公演も市民に提供する」を果たす公演でもあります。
もうひとつの金森監督の新作は、Noism1メンバー全員が出演する『クロノスカイロス1』、Noism0(井関さん、山田さん)による『夏の名残のバラ』、そしてNoism0・金森監督による独舞『FratresⅡ(フラトレスⅡ)』の3つの小品からなる作品です。

中原市長が会見中で「Noism第2幕への開幕」と話していましたが、まさにそのフレーズにふさわしい公演となりそうです!

また会見では今シーズンから加わったメンバーの紹介もありました。

タイロン・ロビンソンさん
タイロン・ロビンソンさん
スティーヴン・クィルダンさん
スティーヴン・クィルダンさん

Noism1の新メンバーは、「世界でもまれなNoismの技術を学べることがうれしい」というオーストラリア出身のタイロン・ロビンソンさんと、「舞踊を通して地域の方々とどんな関係性を生み出せるか楽しみ」というイギリス出身のスティーヴン・クィルダンさん。

その言葉を受けて、金森監督は「海外でも各舞踊団、各劇場で地域貢献の課題が出ている時代。ふたりにNoismの現状を話した時、自分たちにどんな貢献ができるか、どう舞踊家として成長できるかと言ってくれたのがなによりうれしかった。私自身新生Noismに期待しています」と話しました。

というわけでNoismの新作公演、Noism1+Noism0『森優貴/金森穣 Double Bill』新潟公演は12月13日(金)~15(日)開催。
チケットは10月13日(日)一般発売です。

Noismの新章、ぜひその目で見届けてください!

Information

Noism1+Noism0『森優貴/金森穣 Double Bill』
開催期間
※本イベントは終了しました。
12月13日(金)19:00~
12月14日(土)17:00~
12月15日(日)15:00~
会場名
りゅーとぴあ 劇場
会場住所
新潟市中央区一番堀通町3-2
料金
S席4,000円、A席3,000円
U25 S席3,200円、A席2,400円
問い合わせ先
りゅーとぴあチケット専用ダイヤル
問い合わせ先
電話番号
025-224-5521
リンク
Noism Web Site
備考

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