昨年開催された『Myoko Pavillion vol.2 コンテンポラリーダンス入門』の続編企画。
その名も『MYOKO SKOOL-ダンス・オブ・アウトサイダーズ-』越智雄磨セレクションvol.1!
大きく分けて講座・対談と、実演で構成されます。
前半は、『越智雄磨&長谷川寧 ダンス講座・対談「他者との遭遇」』。
早稲田大学演劇博物館招聘研究員としてダンス研究を行なう越智雄磨さんの講座と、越智さんと冨士山(ふじやま)アネット代表・長谷川寧さんによる対談が行なわれます。
長谷川寧さんは、演出家として舞台『死刑執行中脱獄進行中』やオペラ『歌劇BLACKJACK』、SCRAPリアル脱出ゲームを手掛けるほか、フジファブリックやbonobos、EGO-WRAPPIN'、DEAN FUJIOKAなどのMVやライブの振り付けを手掛けるなど、幅広く活躍する気鋭のアーティストです。
以前インタビュー取材させていただいた際、長谷川さんは
「越智くんと対談する時には、僕が一般の皆さんの視点に立たないといけないなって思っているんです。例えば、“ロマンチックバレエ”って何がロマンチックなの?って聞く立場にならないと」
とおっしゃっていました。
ダンスに関する素朴な疑問が解き明かされること間違いなし! 必聴!!
そして後半は『Attack On Dance』の妙高版上演。
…といわれても、『Attack On Dance』って何? という方のほうがきっと多いかと思います。
『Attack On Dance』は、「多様性」をテーマに、北京・サンパウロ・横浜など国内外のさまざまなジャンルのキャストと創り上げられてきた、冨士山アネットの代表作です。
出演するダンサーは、ダンスを志したきっかけや、稽古日数、師匠の数、どれだけお金を積まれたらダンスをやめるかなど、さまざまな質問に答えた後に、共通の曲を使って最終的にそれぞれが振付けたソロを踊ります。
ダンス公演とはいえ、笑える場面もいっぱい。
ですが、長谷川さんは
「僕は、観てくれた人に作品がどういうふうに役に立つかを考えるんです。質問に出てくる“ダンス”という言葉を、あなたにとっての何かに変換してほしい。そうすることで、ダンスを観ているけれど、同時に自分をかえりみることができるような作品にしたいですね」
「ブラジルで公演を行なった際、公演を観てダンスを始めたという人がいたんです。そんなふうに、妙高での公演も、誰かの“変わる”きっかけになったらいいなって思っています」
と話しています。
実はとっても深~い作品なのです。
2016年に神奈川で行なわれた公演の紹介サイトがありますので、ぜひご覧ください。動画も観られます。
『Attack On Dance』の妙高版に出演するのは、オーディションで選ばれた地元妙高のキャスト=AOD. MYOKO CREW。
オーディションには7歳から60代まで幅広い層が集まったと言います。
実は、当初は20~30分程度のデモ版上演となる予定だったそうですが、参加メンバーの充実ぶりから60分程度のボリュームでの上演になるかも、とのこと! すごい!! 楽しみ!!!
12名のAOD. MYOKO CREWによるパフォーマンス、必見ですよ!!
講座、対談、実演で、縦横無尽にダンスの魅力に迫る『MYOKO SKOOL-ダンス・オブ・アウトサイダーズ-』越智雄磨セレクションvol.1。
ダンスがすごく好きという人にも、ダンスってよく分からない…という人にも、ぜひ観てみていただきたい公演です!
Information
『MYOKO SKOOL-ダンス・オブ・アウトサイダーズ-』越智雄磨セレクションvol.1
- 開催期間
- ※本イベントは終了しました。
11月18日(日)14:00~ - 会場名
- 妙高市文化ホール 大ホール舞台
- 会場住所
- 妙高市上町9-2
- 料金
- 全席自由:一般1,500円、小中高生500円
- 問い合わせ先
- 妙高文化振興事業団
- 問い合わせ先
電話番号 - 0255-72-9411
- リンク
-
妙高市文化ホール ホームページ
- 備考